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【タチウオのウキ釣り・船釣り・ルアー釣りを徹底解説】仕掛けやさばき方も

年中を通して専門の釣り船が出ているタチウオ。

夏から秋にかけては、堤防からも狙える釣り人に人気のフィッシュイーターです。

しかし、群れの移動が早く、魚探からも消えやすいタチウオは「幽霊魚」と呼ばれ、釣るのにコツがいるのも確かです。

いざタチウオの釣船に乗っても、釣り方を誤れば「ボウズ、、」なんてこともありえます。

そこで今回は、タチウオの釣り方を船釣りと堤防に分けて、それぞれ徹底解説していきます!

タチウオが釣れるのはどの時期?どの時間帯?

タチウオのシーズンは、初夏の7月に始まり、1、2月の冬まで続きます。

タチウオは、東京湾では夏に浅場によってくるため、多くの釣り船が出港します。反対に、西伊豆の駿河湾沿岸では、晩秋から冬にかけて浅場によってくるという違いがあります。

しかし、船釣りで沖にでて狙うのであれば、この差は特に気にすることはありません。ただ、堤防でタチウオ釣りをする方は意識した方がいいでしょう。

また、 タチウオは昼は少し深場に、夜になると海面付近によってくるという習性があります。そのため、堤防で釣る方には、夜釣りがおすすめです。

船釣りは昼の出航が多いですが、夜釣りの釣船もいくつか出ています。釣果に大差はありませんが、個人的には夜の方が釣れる気がします。

釣れる時期7月〜2月(東京湾は7、8月。駿河湾は11〜2月が最盛期。)
釣れる時間帯船はいつでも。堤防は夜。

 

タチウオ釣りの定番「沖のテンビン釣り」

船釣りで使う仕掛けは、全員テンビンといっても過言ではないでしょう。それほどメジャーな仕掛けです。

テンビン釣りの仕掛け

仕掛けは以下の通りです。

一日中シャクるので、ロッドの長さは2m前後と短いほうが扱いやすくて便利です。

針のサイズは2/0が扱いやすいですが、念のため3/0も用意しておくと良いでしょう。

テンビン釣りの釣り方

①指示ダナまで仕掛けを落とします。

②約50cmほどシャクって、竿を一度止めます。

③シャクった分を戻しながら、糸フケをとります。ここで、しっかりと糸フケをとることで、次も確実に50cmシャクれるようにします。

基本は、②③の動作を繰り返します。

ただ、ひとつ注意したいのが、シャクっている最中にコツコツと前アタリがきても、アワセることなく同じ調子でシャクリ続けなければなりません。

タチウオは餌を食べるのが下手なので、前アタリはかじっているだけの状態です。そのあともしゃくり続けていると、ガツンと沈みこむ強いアタリがあるので、大きくアワセて巻き上げます。

また、タチウオには餌を食べたあとに、上へと泳ぐ「食い上がり」と呼ばれる習性があるため、あまり巻くのが遅いとハリから外れてしまうことがあります。そのため、少し早めに巻くことを意識しましょう。

夏秋の夜の過ごし方「堤防のウキ釣り」

夏・秋の夜。タチウオが堤防付近に回遊してくるため、夜の予定はこれにて決まりです。

ウキ釣りの仕掛け

仕掛けは以下の通りです。

ケミホタルとは、子供が遊ぶ光るうでわを短い棒状にしたようなもので、ウキの先に透明のチューブをとりつけ、そのチューブに挟んで使います。暗い海でアタリを見るための必須アイテムです。

ウキ釣りの釣り方

ウキ下の目安は5m〜15mです。最初は10mくらいでやってみましょう。

①仕掛けを遠投(50mくらい)します。

②何度か投げてみて、アタリもなく、エサも残っていたら、1メートルずつウキ下を長くしていきます。逆に、アタリがなく、エサが取られるようなら短くしていきます。

③アタリは、ウキがゆっくり沈んでいくのでわかります。ウキが沈んだり浮いたりしていたらかじっている途中なので、少しひいて誘うと、あわてて喰いつきます。

④アワセはできるだけ大きくして、確実にハリがかりさせましょう。

手軽に狙える「堤防からメタルジグ」

夏の盛りなど、堤防からでも海中を泳ぐタチウオの銀の体が見えるときは、メタルジグなどのルアーでも釣れます。

ルアー釣りの仕掛け

仕掛けは以下の通りです。

メタルジグのカラーは、パール、ゴールド、シルバーなどがあれば十分でしょう。

重さは40g程度が扱いやすくて便利でしょう。ただ、タチウオがあまり接岸していないときのために広く探れる60gのメタルジグも用意しておくと便利です。

ルアー釣りの釣り方

①できるだけ遠くにキャストし、最初は海底まで沈めて大体の水深を確かめます。海底が岩礁や藻場など、根がかりしやすい場所では、ある程度沈んだところでまき始める。

↪︎例えば、40gのメタルジグは10m沈むのに何秒かかるなどを、あらかじめ足元などで試して知っておくとよいでしょう。深さは糸の出た量で判断します。こういうとき、一定の長さで色の変わるPEラインは便利です。

②軽くシャクリながら、ラインを巻いていきます。このとき、低層・中層・上層と全ての深さを探ることを意識します。ルアーを海底付近まで沈めるのは、幅広く攻めるためなのですね。

③ルアーに関しては、最初から強いアタリくるため、大きくアワセて巻き上げます。このときも、食い上がりを避けるため、ラインにテンションのかかりすぎない程度に、早く巻くことを意識しましょう。

タチウオ釣りの鉄則

ここでは、タチウオを釣る際の注意点を簡単にまとめていきます。

①シャクるのを止めるべからず!

これは船釣りで気をつけるべきことですが、テンビンの仕掛けを延々とシャクリ続けるのを忘れないでください。

初心者が陥りがちなのは、前アタリが来たときに反射的に軽くアワセてしまうミス。これによって、タチウオに逃げられてしまう事件が多発しています。

船釣りのときは、自分が機械になったつもりで、「しっかりと50cmシャクる」ことだけ意識してやりましょう。

②鋭い歯に注意するべし!

タチウオの歯はありえないほど鋭く、一度でも噛まれたら惨事になりかねません、、。

一番危険なのはハリを外すとき。タチウオの頭を踏みつけて固定するか、エラブタに指を入れて口を開かせるなどして、慎重に取った方がいいです。

百獣の王ライオンと相対している心持で接しましょう。

③釣り場の状況をチェックするべし!

タチウオの群れは移動が早く、「昨日釣れていたポイントでも今日は釣れない、、」なんてこともあります。そのため「幽霊魚」と呼ばれることもしばしば。

数少ない釣りのチャンスをふいにしないためにも、釣り場での最近の釣果を調べることはとても大切です。

船釣りであれば、乗船する船の運営サイト。堤防なら、検索エンジンやSNSで「(釣り場の名前) 釣果」と調べて、釣れている場所を知っておきましょう。

タチウオはどうやってさばくの?おすすめの調理法は?

ここでは、釣り帰ったタチウオを食べるための必修のスキルをお教えします。

①タチウオの頭をななめに落とす。

②尻(肛門が目印)からお腹をさき、内臓を取り出します。内臓に接している中骨の下には血合がついているので、包丁で軽くなぞって皮を切ってから、血合を洗い流します。

血合を落とすことによって、生臭さが軽減されます。

③内臓が取れたら、タチウオのみを30cm程度にぶつ切りにしていきます。

④ぶつ切りにした身を、それぞれ背中・お腹から中骨の上に包丁を入れ、半身を切り出し、ひっくり返して同じように包丁を入れ、三枚に下ろしていきます。

このときのポイントは、中骨が常に包丁の下に触れているのを意識することです。無駄な身をなくすために、中骨すれすれの部分をさばけるようにしましょう。

三枚におろせたらこちらのもの。刺身でも、天ぷらでも、ムニエルでも、何にでも調理できます。

おすすめは、ずばり刺身!タチウオはスーパーなどに出回ることはあっても(しかも一切れ200〜300円と高額)、刺身で食べれるものはほとんどないです。

釣ってその日のうちに食べる刺身は、釣り人の特権そのもの。たんと召し上がってください!

【まとめ】お手軽夜釣りで一攫千金を狙おう!

ルアー釣りのいいところは、仕掛けが簡単で手軽にできるところ。

タチウオが接岸する夏・秋になったら、日中の本命のターゲットを釣る前。少し早めに家を出て、夜のうちに釣り場に着いてしまい、のんびりとルアーをキャストするのも乙なものです。

船釣りでは、釣れるときは1日で20〜30本と、食べるのに苦労する嬉しい悲鳴もあるので、堤防からおまけ程度に1、2本釣れたら最高ですよね。

昼の釣りだけでは物足りない方は、是非ともチャレンジしてみては?

お手軽なルアー釣りを楽しむための、ルアーの種類をまとめた記事もあるので参考にしてみてください!
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