皆さんもほかの釣り人から、「朝マズメに大物がかかった」「夕マズメにバスが入れ食いだった」 という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
釣りをしていてよく耳にする朝マズメ・夕マズメですが、 一体それは何時頃を指すのでしょうか?また、どうして魚が釣れるのでしょうか?
今回の記事では、朝マズメ・夕マズメを徹底解説していきます!
目次
朝マズメ・夕マズメっていつ?
一般的に、朝マズメとは、空が白み始めてから日が出てきて数時間くらいまでの時間を指します。
春 | AM5:30〜8:30 |
---|---|
夏 | AM5:00〜8:00 |
秋 | AM5:30〜8:30 |
冬 | AM6:00〜9:00 |
また、夕マズメは、日の入り1時間前から辺りが暗くなるまでの時間を指します。
春 | PM4:30〜7:30 |
---|---|
夏 | PM5:00〜8:00 |
秋 | PM4:30〜7:30 |
冬 | PM4:00〜7:00 |
どうしてマズメの時間に魚が釣れるの?
それではなぜ、マズメの時間に魚が釣れやすいのか。
ここではその理由をいくつかに分けてご紹介します。
プランクトンが動きはじめる!
普段は海の深いところにいるプランクトンが、マズメの時間になると表層近くに浮上します。それを食べに小魚が海面付近に集まり、 また、小魚を追って大型魚が集まります。
私も朝マズメに海上でサビキ釣りをしていたとき、ほんの足元でも、撒き餌にイワシなどの小魚から、下の方にはイナダやワラサといった回遊魚が集まって来たことがあります。
このように、マズメの時間帯は様々な種類の魚にとっての食事の時間であるため、日中よりも釣れやすくなるのです。
昼夜の魚が活動している!
↑夜行性のクロアナゴ ↑昼行性のマダイ
それぞれ、朝マズメは夜と昼の境目、夕マズメは昼と夜の境目です。そのため、昼に活動する昼行性の魚(アジ、サバ、イナダなどの青物、シイラ、カワハギなど)と、 夜に活動する夜行性の魚(アナゴ、タチウオ、ウナギ、ナマズなど)の両方が餌を探して動いているため、 単純に釣れる確率が上がります。
また、マズメの時間はそれぞれの魚にとって「食べ始め」「食べ納め」となるため、活性が高いのもよいところ。
回遊魚が接岸してくる!
イナダやカンパチ 、シイラ、ギンガメアジといった回遊魚が、マズメの時間帯には接岸しやすくなります。そのため、時間さえ選べば、堤防からでも上記のような大物を釣ることができます。
静岡の伊豆で朝マズメに釣りをしていたとき、堤防からのルアー釣りで50cmほどのシイラが釣れたことがあります。このように、マズメの時間うまく使えば、オフショアの釣りでも 良い釣果が期待できます。
マズメの時間を最大限に利用するには?
こんなにいいことずくめのマズメの時間、うまく活用するには注意したい点がいくつかあります。
早速それを見ていきましょう。
大潮を狙う!
マズメの時間といえど、 小潮や長潮であれば潮の流れが小さく、魚の活性も上がりません。
予定の融通が利くならば、できるだけ大潮の日を選んだ方が、 魚が釣れやすくなります。
釣り場の日の出、日の入りをチェック!
最初に、朝マズメ、夕マズメの大まかな時間は言いましたが、場所によって多少の違いがあり、少しの差が釣果を大きく左右するここともあります。
そのため、釣行の際にはあらかじめ、現地の日の出、日の入りの時間をチェックしていくことがおすすめです。
朝マズメ:日の出の1,2時間前から、太陽が昇って数時間くらい
夕マズメ:日の入りの1時間前から、辺りが暗くなるまで
【まとめ】朝マズメ・夕マズメを基準に動こう
マズメの時間は本当によく釣れるので、利用しない手はないと思います。
釣りに行った後、「考えてみれば、朝マズメしか釣れなかったなあ」という経験が何回かあります。
釣りに行くときには、朝マズメ・夕マズメには釣りができているように、スケジュールを立てることが大事です。
マズメの他にも、「潮回り」という海の特性を利用した驚くほど釣れる方法もあるので、こちらも参考にしてみてください!
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