釣り

【堤防のタコ釣りを徹底解説】仕掛けや釣れる時期、さばき方まで紹介します

最近、急激に人気が出ている堤防からのタコ釣り。

私も数年前から楽しんでいますが、仕掛けが簡単なうえ、堤防を歩いて探れば探るほど釣果がのびるタコ釣りの楽しさはハンパないです。

今回は、タコの釣れる時間帯や釣り方、脱走を防ぐ方法や秘伝のエサなどを徹底解説していきます。

この記事さえ読めば、あなたもタコ釣りマスターなれるはず!

タコの習性を知って釣りに活かそう!


タコの特徴といえば、太い8本の足と吸いつく吸盤。吸盤の並びもオスとメスで違っていて、ランダムに並んでいるのがオス、順番に綺麗に並んでいるのがメスです。

タコは逃げるときに墨を吐きますが、海の中に墨が広がると他のタコが警戒して釣れにくくなってしまうので、タコがかかった際はすばやく引き上げるのが大事です。

堤防で、ところどころに墨が垂れているのを見たことがある方も多いと思いますが、あれは釣りあげた人の腕がいい証拠なんですね。(おおかたはイカの墨でしょうが,,,)

タコはエビやカニなどの甲殻類や貝を好んで食べますが、中でも大好物なのが堤防でもよく見かけるイシガニ。テンヤ釣りのエサとしては、イシガニがベストです。

タコは最も釣れるのは何月?どの時間帯?

タコ釣りのシーズンは5〜12月。中でも7、8月は食欲も旺盛で釣りやすく、いいサイズの物が釣れやすいです。海水浴のついでに、近くの堤防でちょこっと釣る、なんてこともできちゃいます。

秋は活性は下がりますが、夏でお目にかかれない3kgクラスのタコが釣れるので、違った楽しさがあります。

タコは、昼間は巣穴の近くからあまり動かず、夜になってからエサを探しに活動するので、夜釣りが向いているといえます。しかし、昼間の釣果が決して悪いわけでありません。巣穴を探す感覚で釣り歩けば、二桁も夢ではないでしょう。

シーズン5〜12月(最盛期は7、8月)
釣れる時間帯夜が最適。ただし、昼でも釣れる

タコはどういう所に潜んでいるの?


タコは、波の穏やかな内湾の堤防や磯のまわりに好んで巣を作ります。

水深でいうと、5〜30m。つまり、堤防の周囲30mくらいにたくさんいるイメージです。

タコの好物はカニや貝類なので、それらの多い堤防のヘチ(堤防の淵の面)に巣穴を作っているケースもあります。そのため、探るときは海底だけでなく、かべも注意してみましょう。

おすすめのタコの釣り方2選!

ここでは、堤防からのタコ釣りにおすすめの「テンヤ釣り」と「エギング」を、仕掛けから釣り方、アタリへの対処法までわかりやすく解説します。

それではみていきましょう。

タコ釣りの定番!「テンヤ釣り」

最もメジャーなタコの釣り方といえばテンヤ釣り。

おもりと板と針が一つになった独自の仕掛けを使います。

テンヤ釣りの仕掛け

下の図の通りです。

糸巻きでなく、リールとロッドでも可能です。(磯などでは、糸巻きが楽)リールとロッドを使う場合は、エギングで紹介しているタックルがベスト。

テンヤの板にエサを巻きつけて使います。エサはイシガニをその場で捕まえてつけてもいいですし(壁を歩いているイシガニに、網をすばやくかぶせると簡単にとれます。)、小アジや小サバをスーパーで買ってきてもいいです。

また、タコは白い物に引きよせられる習性があるため、豚の脂身なんかもよく使われます。豚の脂身は独特の匂いがするのか、タコが乗ってきやすいのでおすすめですよ。

テンヤ釣りの釣り方

①仕掛けを堤防に沿うように沈めたら、ゆっくりとシャクリながら徐々に引き上げていく。しばらく繰り返す。

②アタリがなければ、次は仕掛けを10mほど沖に投げて海底に沈めてから、海底を這うように引きずってみる。

③これでもダメなら、5mほど移動して、同じ動作を繰り返す。

根気強くやれば、必ず釣れます。手当たり次第ではなく、ゲームみたいに一か所一か所を制覇していく心持ちでやると楽しいですよ。

釣り人急増中!「エギング」

エギングというとイカ釣りを思い浮かべる方も多いと思いますが、最近ではタコ専用のエギも多く存在します。

テンヤ釣りに比べてお手軽さはピカイチ。ルアー釣りはエサ釣りよりも釣れにくいイメージがありますが、好奇心の強いタコに対しては、差はほとんどないと言っていいでしょう。

エギングの仕掛け

下の図の通りです。

イカ釣りとは違って、エギの下にさらにオモリをつけます。このオモリを起点に、エギをゆらゆらと漂わせて誘います。

イカ釣りのエギを流用することもできますが、イカ釣り用のは針が全方向を向いているのに対して、タコ釣り用は針が2本のみ、上を向いてついています。この作りによって、タコ用のは根掛りしにくくなっているのです。

また、タコ用のエギは、イカ用と違って浮力を持っているため、エギが海底から離れることでさらに根掛かりを防いでいます。

このような利点があるため、本格的にタコ釣りを始めたい方は、タコ釣り用のエギの購入をおすすめします。

エギングの釣り方

①20〜30m沖にキャストして、着底させる。

②基本的には、餌木に海底を這わせるように、ゆっくり巻いていく。エギが浮かないように注意する。

③アタリがなければ、左右に動かしたり、少しシャクってエギをフォールさせてアピールする。

タコ独特のアタリへの攻略法

タコのアタリは始めに、ヌーッとした重さを感じます。これはタコが、脚で仕掛けを探っているのです。このときは、軽く竿をあおってタコを誘います。

タコが誘いに乗ってきて、仕掛けを抱え込むようなずっしりとした重さを感じたら、タコを海底から引きはがすイメージで、竿を大きくあおって合わせます。

このときのアワセが弱いと、タコが海底にくっついて離れなくなったり、またかかりがあさくて逃げられてしまうので、躊躇せずに大きく合わせるのがポイントです。

タコは9割〇〇する!


タコは釣り界で、言わずと知れた脱走の名人として有名です。

バケツはもちろん、クーラーボックスの中に入れておいても、わずかな隙間から逃げ出そうとします。

私自身も、釣り上げたタコを小型クーラーボックスに入れて他の釣りに興じていたら、いつの間にかクーラーボックスがなくなっている。

見回してみると、クーラーボックスの隙間から脚を出したタコが、堤防を這ってボックスごと海へダイブしようとしていました、、。全身筋肉おそるべし。

クーラーボックスを持っていかれないためにも、釣り上げたタコは網袋に入れてから、クーラーボックスに入れることをおすすめします。
(クーラーボックスの中が墨まみれになるのを防ぎたい方は、網袋をさらにビニール袋に入れるといいです。)

ただ、網袋も買おうとするとまあまあお金がかかるため、私は百均の洗濯ネットで代用したりしています。ファスナーで閉じられるので、結構便利です。

タコのさばき方とおすすめ調理法

タコはさばく前に、塩でぬめりを落とします。塩で揉んで、水で流す。を2、3回繰り返してください。

また、このときに一緒に吸盤も取ってしまいます。脚の根元を持って、もう片方の手で脚をしごくと吸盤の硬い部分が、鱗のようにポロポロと取れます。

脚の先の方の吸盤はなかなか取るのが大変ですが、ここで頑張ると新鮮なタコの絶品天国が待っているので辛抱します。

その後、頭を切り取ったら、裏返して内臓をそぐように切ります。頭の下のタコの口にはパックンフラワーのような歯があるので、その部分は切り取ります。

↑タコの頭の裏側

生のタコ刺しで食べたい本数の脚を残したら、残りの脚と頭を鍋で茹でましょう。茹でられるにつれて、タコの脚がタコさんウィンナーのように外側に反り、体表が鮮やかな赤に染まっていくのは見ものです。

茹で時間はタコを入れて、再沸騰してから2、3分くらい。そのあと、火を止めて10分放置。余裕があれば、ひっくり返してからさらに10分放置するとさらに柔らかくなります。

茹で上がったタコは、お好みのサイズに切ってたこ焼きや、シーフードパスタ、煮物やおでんの具などに重宝されます。

私のおすすめはやはりたこ焼き。一緒に釣りに行った仲間と思い出を話しながら、ホットプレートでたこ焼きを焼く時間は何にも勝る楽しさです。

タコの頭は市場に出回ることはほとんどないので、特別感に浸りつつ食べてみてください!

【まとめ】タコ釣りのコスパはトップクラス!

釣った魚を食べるとき、ついつい考えてしまうのがその魚のスーパーでの値段。

イナダなどの青物は釣れると嬉しいし、ヒキも楽しいけど、スーパーだと一尾480円で売ってたりもするのです。(楽しさは何物にも変えがたいけどね。)

ところが、タコはスーパーで売っている外国産でも、脚2、3本で500円くらい。1匹分の8本と頭を足したら2000円は確定。さらに国産にこだわったら、、、。

夢は尽きないのです。

とまあ、物理的、精神的な楽しさのみならず、金銭的な愉悦も実感できるタコ釣りは、やってみて損はないでしょう。

是非とも楽しいサカナライフを!