釣り

代表的なルアー11種類の特徴と使い分けを徹底解説!基本知識から対象魚まで

釣りを始めた方なら、誰しも一度は憧れるルアー釣り。

わざわざ餌を買わなくていいため、竿とルアーさえ持っていれば、気が向いたらいつでも釣りを楽しむことができます。また、ルアーで釣れるのは好奇心が旺盛で活発な魚が多いため、力強い引きを味わえるのもルアー釣りの醍醐味です。

しかし、いくらお手軽とはいえ、所詮ルアーはつくりものに過ぎず、オキアミや活アジなどの本物の餌に比べると喰いつきが悪くなるのも事実です。(もちろん、熟練したアングラーであれば、生き餌以上に魅力的にルアーを操る方もいますが…)

ただ、そこでルアー釣りを諦めるのはもったいない!!

そこで今回は、代表的なルアーの種類と、その特徴や使いどころをわかりやすくまとめました。それぞれのルアーの強みを知っていれば、百投百中も夢じゃない!

全てのルアーに通ずる!ルアーの基本知識①〜レンジ〜


ルアーの種類と言われてまず思い浮かべるのは、魚の形をしたミノーや金属片でできたスプーンなど、ルアーの形状の違いかもしれません。しかし、その前に知って欲しいのが、ルアーの泳ぐ深さ、俗にレンジと呼ばれるものです。

個々のルアーには商品ごとにレンジが設定されていて、この深さを釣りたい魚の泳ぐ層に合わせることによって釣果のアップが期待できます。

それでは、大まかなレンジを見ていきましょう。

もっとも軽い!トップウォーター


トープウォーターとは、水面を泳ぐルアー。ポッパーなどがこれに当たります。

水面を逃げまどう小魚を模したもので、水しぶきや音で魚にアピールするタイプが多いです。

夕方に川に行くと、上層に集まったプランクトンを捕食するために、たくさんの小魚が跳ねている姿を目にすることができます。このルアーは、こうして無防備に跳ねる魚を捕食する肉食魚を狙って作られたのでしょう。

水に浮く!フローティング


フローティングとは、基本的に浮いてくるルアー。

巻きとると沈み、巻くのを止めると浮かんでくるため、障害物の多い環境でも操作によっては有効にアピールすることができます。また、巻きとりによって潜る深さも決まっていることが多いので、フィッシングエリアの環境にあったルアーを買えば、根掛かりも少なくなるでしょう。

水中で停止!サスペンド


サスペンドとは、水中のある深さで停止するように作られたルアー。

0.5、1.0、1.5、2.0、2.5mといったように固定される深さが決まっているので、ルアーを狙いたいレンジにスムーズに持っていくことができます。(フローティングタイプなどは狙ったレンジに持っていくまでに巻きとるための距離を要する)

ただし、指定された深さは淡水と海水とで異なるので注意が必要。

沈んでいく!シンキング


シンキングとは、水中で沈んでいくルアー。

基本的に巻きとると浮き、巻くのを止めると沈みます。この沈ませるときに魚に喰いつかせるアクションが主になります。

全てのルアーに通ずる!ルアーの基本知識②〜リップ〜


いくつかのルアー見てみると、ルアーの口にあたる部分に、透明のヘラのようなものがついているのがわかります。これはリップと呼ばれるもので、ルアーが引っ張られてリップに水が当たると、深く潜る水流が生まれます。

また、リップが大きければ大きいほどより早くより深く潜るといった特徴があります。

このリップによってルアーは、様々な深さを狙えるようになったのです。

ルアーの種類

さて、ルアーの基本が掴めたところで、いよいよルアーの種類を見ていきましょう!

シンキングの定番!「メタルジグ」


メタルジグとは、鉛やステンレスなどの金属で作られたシンキングタイプのルアーのこと。

他のルアーに比べるとかなりの重量があるため、遠くに投げたいときや深場を探りたいときに重宝する。

釣り方としては、遠くに投げたらただ巻き(リトリーブ)して、巻くのをやめる(ストップ)。これを繰り返すストップ&ゴーが基本となります。魚はストップさせてルアーが沈んでいく瞬間を狙って食いついてくることが多いです。

メタルジグは、海釣りでもカマスやタチウオ、シイラや青物を釣るときに使ったりします。

汎用性の高い万能ルアー!「ミノー」


ミノーとは、魚の形を模して作られた細長いルアーです。

リップがついていることが多く、種類によって様々な深さに対応できます。

動きが大きく、魚へのアピール力が大きいため、朝マヅメや夕マヅメといった食いつきのいい時間や、雨のあとの少し濁った水中でも十分に活躍します。逆に、水質がクリアな日中では魚に偽物とバレてしまうこともあるので気をつけましょう。

ミノーは汎用性が高く、海ではヒラメ、スズキ、マゴチなどが、河川ではブラックバスやナマズ、トラウトなど多くの魚種に対応できるのでおすすめです。

リアルに動く!「ペンシル」


ペンシルとは、ミノーと形は似ているがリップのついていないルアー。(ルアーの先端が鋭角になっていて、リップの役割を果たすペンシルもある。)

水中ではミノーに比べるとゆったりした動きで泳ぐため、ミノーの苦手とする透明度の高い日中でも難なく使える。

潜航力抜群!「シャッド」


シャッドとは、長いリップを持つ小さくなったミノーのようなルアー。

リップが長いために潜る能力に優れているのに加えて、ゆっくり動かすだけでも振動するため、活性の低い春先のバスを狙ったスローな釣りに使われる。

ルアー界のスター!「クランク」


クランクとは、リップのついた丸い小魚のシルエットのルアー。

ルアーの中でも人気が高く、水中での動きも研究しつくされているため、商品によってレンジやアクションの専門性が高い。

バス釣りによく使われる。

ただ巻き(リトリーブ)による横に震えるアクションと振動だけでも魚へのアピール力は高く、使い勝手がいい。

クランクから生まれたニューフェイス!「バイブレーション」

バイブレーションとは、リップのついていないクランクタイプのルアー。リップレスクランクとも呼ばれる。

シンキングタイプが主流のため、幅広いレンジを狙うことができる。クランクよりも動きのピッチが細かいため、早めに巻きとることで真価を発揮する。

ただ、リップがないことで障害物に当たるともろに引っかかってしまうので、根がかりには注意が必要。

トップウォーターの覇者!「ポッパー」


ポッパーとは、水面を探るトップウォータータイプの代表格で、ルアーの頭部が切り取られたように垂直になっているものが多い。

素早い動きによる着水(スプラッシュ)と、ルアーの中に仕込まれたラトルというボールがなる音でアピールする。

スズキやナマズなどの音に敏感で好奇心の強い魚に有効。

元祖ルアーの名をはせる!「スプーン」


スプーンとは、その名の通り食器のスプーンに似た金属片でできたルアー。

ルアーの起源は1700年代のヨーロッパで、湖畔で昼食をとっていた釣り人が誤って落としてしまったスプーンを、魚がくわえてもっていったのが起源と言われています。つまり、スプーンというルアーは、ルアーの祖にあたるのですね。

水中ではスプーンがひらひらと動くため、太陽光を反射させて輝き、魚の食欲を刺激します。

以前は、河川でのトラウト狙いで使うのが主流でしたが、最近では海でのアジやメバル用のも売られています。

渓流の立役者!「スピナー」


スピナーとは、ブレードと呼ばれる金属片が水中で高速回転して、魚にアピールするルアー。

渓流で使われることが多く、スプーンと使い分けて用いられる。

イカの専属ルアー!「エギ」


エギとは、イカを釣るために作られたルアー。針の形も特殊。

船用と堤防用とで形が異なる。

初心者は、エギにキビナゴという小魚をつけて使うとよく釣れる。邪道ですが、、、

ミミズにカエルにヤモリまで!「ソフトルアー」


ソフトルアーは柔らかいゴムで作られたミミズ、カエル、ヤモリ、ザリガニなど様々な形のあるルアー。ミミズ形のはワームなどと呼ばれる。

ジグヘッドという重りのついた針にソフトルアーをつけて使うのが一般的だが、アンダーショットリグなど、重りをルアーから離して使うやり方もある。この付け方は、スレた魚に効果がある。

↑ジグヘッド

ワームで狙えるのは、河川ではブラックバス、ナマズなど、海ではアジの他にメバルやカサゴ、アイナメなどの根魚もよく釣れる。

【まとめ】短気は損気はウソ!

「短気は損気」という短気な人はよく損をするということわざがありますが、釣りにおいては、必ずしもこれが通用するとは限りません。

短気な人は(僕も含めて)一つの仕掛けで釣れないとわかると、すぐ他の仕掛けに変えてしまいます。しかし、この仕掛けを変えることこそが、そのフィールドの魚に最もアピールできる手段を見つける有効打なのです。

ルアー釣りにおいては、この短気ぶりは最も重要です。一つのルアーで何回かポイントを攻めてなにも反応がなければ、ルアーを変えて試してみる。それでもダメなら場所を変える。これを繰り返していれば、必ずや魚がヒットするはず!

釣り、特にルアー釣りにおいては、「短気は得気」ということを忘れずに、釣りを楽しんでください!